果実酢Ⅱ
山の朝は早い......
雲取山山行。奥多摩小屋テン場から見た朝日。
先日の雲取山行の記録を付け忘れていました。
つい、うっかりうっかり。
10月末、奥多摩小屋でのテント泊はとても充実していた。タープでもじゅうぶん寝ることができる。それが実証できたので、今回の山行はほとんど目的達成である。
おはよう富士山。
日の出とともに起きだして朝飯を食らい、さて下山! というわけにもいかず、セオリーどおり雲取山山頂をめざしました。
奥多摩小屋からすぐの急登がひと段落すると、この眺望。
振り返れば、さっきまで寝ていたテン場。富士山も相変わらずこんにちは。
きれいだな。連なる感じが壮大で。
こういう景色は疲れを吹っ飛ばしてくれるし、これからもたくさん山に登りたくなります。
雲取山山頂の写真は、残念ながらいいものがなかったので割愛。
帰りは富田新道を下り、妖しげな痛みを発する両膝のことを頭の片隅に追いやりながら、下山した。
林道に出る手前で、ようやく元気を取り戻して写真撮影。
唐松谷林道との合流地点を無事通過。
今回ともに登った相棒たちである。
帰りの林道歩きは、足の裏が痛くて死にそうだった。
疲れたな。楽しいな。
また行きたいよ、雲取山。
とりあえず年内に、編笠山と権現岳に挑戦したい。
続けられる果実酢
なんていう、ちょっとOL風味なタイトルをつけてみる。
これはけっしてテキトーに付けたタイトルなんかではなく、ポッカサッポロフード&ビバレッジ㈱から発売されている「フルーツビネガースパークリング」を昨日買って飲んでみたところ、酢が嫌いなぼくもすんなり受け入れることができた。キャッチフレーズ通り、これは続けられそうだ!
と、思ったからである。
ちなみに大事なのはここからだ。本題だ。
では、なぜ嫌いな酢を飲む気になったのか? それは山に登ってきたからだ。
山に登ると酢を飲む必要があるのか? と言う疑問はごもっともではあるが、その辺りは何となく身体に良さそうだから、というかなり漠然としたもの。
そんなこんなでつい先日の土日、友人二人と東京都最高峰である、雲取山に登ってきました。
雲取山は奥多摩の奥の方にある山で、東京都と埼玉県、山梨県の県境です。
標高は2017.1mだったかな。
ルートは日原林道を歩くコース。
日原鍾乳洞(標高600mくらい)の近くに車を停めて舗装路をしばらく歩き、まだまだ歩き、林業関係者以外は車で入ることのできないゲートを越え、さらに日原林道をひたすらに歩く。
時間にしてだいたい2時間強。
途中には、かわいい顔みたいなやつもある。
この日は台風27号さんがもっとも接近していて、山の斜面や道路脇のそこかしこで、小さな川や滝ができていた。
くだらない話をしつつ歩く。そろそろかなーと思っていたら、道を間違えた。
こういう時に山経験の浅い若者は、世の中や社会のせいにしちゃったりする。
戻ってみると、何てことはない、看板を見逃していただけだった。
情けない。
気をとり直して、大ダワとの分岐点(標高1000mくらい)で唐松谷林道方面へ。
途中で富田新道との分岐があるが、この日は沢沿いの唐松谷。そう決めていたのだ。
道はけっこう細く、崩れているところも少々。なかなかにスリリング。
そんなところをトラバースしていく。
途中には吊り橋もあったりで、けっこうテンションは上がるのだ。
紅葉のピークはもう少しかな。
気持ちのいい山歩き。雨さえやめば。
と思っていた矢先、ふと天を仰げば日差しが。
やったね。予想通り。なるべくしてなったわけだけれども。
川はかなり増水しているみたい。
川沿いの道はロケーション的に最高ですね。
こりゃ石尾根に出れば、西日が最高だな。
なんてほくそ笑みつつ。
最後の登りはなかなかにしんどい。ようやく石尾根にでられそうで、テンションは上がる。
どーーん!!
きましたこの眺望! たまらん!!!!
台風が雲をさらって行った。台風一過の空はとても美しい。だからこそ今日、登ってきたのだ。疲れも一気に吹っ飛ぶ。
西には富士山が見えた。
尾根の上は風が強いから、木もこんな感じになっちゃう。
でもなんかかわいいから好きだな。フニャフニャだ。
ここまでくれば、今日のテン場である奥多摩小屋はすぐどこだ。
どこだ? そこだ。
さっそく奥多摩小屋でテントの受付を済ませ、適当な場所に二張り。
ぼくはタープで寝ることにしていたので、風向きにはかなり気を使った。
テントの二人にも協力してもらいながら、いい塩梅で張ることができた。
気づけば夜の帳が降りてきている。
秋の日は釣瓶落とし、とはよく言ったものだ。
外気はどんどん冷たくなるなる。タープだから中に入ってもあまり暖かくはならず、ちょっと心配になる。
体中にカイロを貼ってやり過ごす。
飯を食って、軽く寝酒を嗜み、20時には眠りについた。
とりあえずここまで。
ありがとうございました。
藤原の効果
恥ずかしながら、ぼくは藤原の効果について何も知らなかった。
今、着々と接近している台風27号「フランシスコ」と28号「レキマー」。藤原の効果によるところだと、たとえばフランシスコとレキマーが追いかけっこを始めたり、レキマーがフランシスコの周りを周回し始めたり? するんだとか。
なんだか賑やかで楽しそうな響きだけど、結構冗談じゃない。
もう10月だし、海面の温度はそれほど高くないはずだから、どうしてこんなに強い台風がやってくるのだろう。と疑問に思う。熱低になって雨がたくさん降るぐらいだと思っていたが、そう単純な問題でもないらしいな。
ことしは台風の当たり年。
ちなみにレキマーとはベトナムが付けた名前で、当たり外れの多いイモみたいな食感の果物のことだそう。
どうでもいいけど、ちょっと面白い。
週末は山登りの予定だったので、どうなることやら。
とりあえず準備だけはしておこう。
今月頭に登った、丹沢・大倉尾根ルート、花立山荘からの眺望。
んー。山に行きたくてむずむずしてきた!
“人事を尽くして
天命を待つ”
今日は、そんな言葉に出会いました。
ここで気になるのは、「天命」つまり天からの命令について。
つまるところ、これは神のお告げ的なものを意味しているのだろう。
折しも、ぼくは最近宗教について考えることが多く、さまざまな神について思索に耽ることもしばしば。
このことわざで言う天命とは、いったいどの神によるものなのか。
日本ということを考えれば、「神道」つまりあらゆるものに宿る、八百万の神と考えるのがふつうなのか。
或は、「仏教」と考えれば釈迦なのか、「キリスト教」でいうところのイエス・キリストなのか。
あらゆる宗教の下でも、このことわざは成り立つからすごい。
どうでもいいと思えばどうでもいいが、すごいと思えばすごい。
結局捉え方次第。
ぼくもしばらくは、人事を尽くして天命を待とう。
トガリモエビ
大瀬崎湾内にて。
これぐらい尖れると、もう少し人間として味が出たりするのかな。