続けられる果実酢
なんていう、ちょっとOL風味なタイトルをつけてみる。
これはけっしてテキトーに付けたタイトルなんかではなく、ポッカサッポロフード&ビバレッジ㈱から発売されている「フルーツビネガースパークリング」を昨日買って飲んでみたところ、酢が嫌いなぼくもすんなり受け入れることができた。キャッチフレーズ通り、これは続けられそうだ!
と、思ったからである。
ちなみに大事なのはここからだ。本題だ。
では、なぜ嫌いな酢を飲む気になったのか? それは山に登ってきたからだ。
山に登ると酢を飲む必要があるのか? と言う疑問はごもっともではあるが、その辺りは何となく身体に良さそうだから、というかなり漠然としたもの。
そんなこんなでつい先日の土日、友人二人と東京都最高峰である、雲取山に登ってきました。
雲取山は奥多摩の奥の方にある山で、東京都と埼玉県、山梨県の県境です。
標高は2017.1mだったかな。
ルートは日原林道を歩くコース。
日原鍾乳洞(標高600mくらい)の近くに車を停めて舗装路をしばらく歩き、まだまだ歩き、林業関係者以外は車で入ることのできないゲートを越え、さらに日原林道をひたすらに歩く。
時間にしてだいたい2時間強。
途中には、かわいい顔みたいなやつもある。
この日は台風27号さんがもっとも接近していて、山の斜面や道路脇のそこかしこで、小さな川や滝ができていた。
くだらない話をしつつ歩く。そろそろかなーと思っていたら、道を間違えた。
こういう時に山経験の浅い若者は、世の中や社会のせいにしちゃったりする。
戻ってみると、何てことはない、看板を見逃していただけだった。
情けない。
気をとり直して、大ダワとの分岐点(標高1000mくらい)で唐松谷林道方面へ。
途中で富田新道との分岐があるが、この日は沢沿いの唐松谷。そう決めていたのだ。
道はけっこう細く、崩れているところも少々。なかなかにスリリング。
そんなところをトラバースしていく。
途中には吊り橋もあったりで、けっこうテンションは上がるのだ。
紅葉のピークはもう少しかな。
気持ちのいい山歩き。雨さえやめば。
と思っていた矢先、ふと天を仰げば日差しが。
やったね。予想通り。なるべくしてなったわけだけれども。
川はかなり増水しているみたい。
川沿いの道はロケーション的に最高ですね。
こりゃ石尾根に出れば、西日が最高だな。
なんてほくそ笑みつつ。
最後の登りはなかなかにしんどい。ようやく石尾根にでられそうで、テンションは上がる。
どーーん!!
きましたこの眺望! たまらん!!!!
台風が雲をさらって行った。台風一過の空はとても美しい。だからこそ今日、登ってきたのだ。疲れも一気に吹っ飛ぶ。
西には富士山が見えた。
尾根の上は風が強いから、木もこんな感じになっちゃう。
でもなんかかわいいから好きだな。フニャフニャだ。
ここまでくれば、今日のテン場である奥多摩小屋はすぐどこだ。
どこだ? そこだ。
さっそく奥多摩小屋でテントの受付を済ませ、適当な場所に二張り。
ぼくはタープで寝ることにしていたので、風向きにはかなり気を使った。
テントの二人にも協力してもらいながら、いい塩梅で張ることができた。
気づけば夜の帳が降りてきている。
秋の日は釣瓶落とし、とはよく言ったものだ。
外気はどんどん冷たくなるなる。タープだから中に入ってもあまり暖かくはならず、ちょっと心配になる。
体中にカイロを貼ってやり過ごす。
飯を食って、軽く寝酒を嗜み、20時には眠りについた。
とりあえずここまで。
ありがとうございました。