マニッシュ
2013年11月17日
権現岳手前のピーク「ギボシ」(標高2700m)から見た富士山。
そういえば最近巷で、マニッシュ「manish」という言葉をよく見かける。
ファッション雑誌なんかではもはや頻出である。
調べてみると、女性が男性のような装いをすることだとか。
それによって、より女性らしい魅力を引き立たせるらしい。
ちなみにフランス語では、マスキュリン「masculine」と言うのだそうです。
ボーイッシュ「boyish」は少年のような。マニッシュ「manish」はもっとアダルトな感じなんだな。
最初に考えたのはやはりフェミニストなのだろうか? 笑
まあいいや。
とりあえず週末は、念願だった編笠山〜権現岳に挑戦してきました。
金曜日の雨は、山々に雪をもたらしていたようです。
編笠山山頂。観音平の駐車場からおよそ3時間。
奥に広がる八ヶ岳の山々を一望。赤岳〜中岳〜阿弥陀岳の稜線がすごくいい感じ。
イヌもいた。
優しい山容の編笠山と、沈んでいく太陽。編笠とは、これまた言い得て妙である。
青年小屋のテン場は、雪が20cmくらい積もっていた。
暇なのでテントの中から。月が明るい。この日はぼくのを入れても、3張しかなかった。
翌日はダイナミックに寝坊をして、なにをすべきか悩んだ。
でもやっぱり、権現岳に行きたい。
買ったばかりのチェーンスパイクを履いて、テントや着替えはデポして向かうことに。
青年小屋から歩くこと1時間弱、権現岳手前のピーク「ギボシ」に到着。
なかなかワイルドでいい感じ。富士山や南アルプスがよく見える。
鳳凰三山〜北岳〜甲斐駒ケ岳〜仙丈ヶ岳。どれがどれだかは正直あんまり。
ちなみに権現岳とは二つのピークからなる双耳峰で、西側をギボシと呼ぶ。
とくに東側を権現岳と言うらしいので、ギボシだけでは権現岳に登ったことにはならないらしい。
標高は前出のとおり、2700m。
ここから権現岳に向かう。
編笠山とはうってかわって、荒っぽい山容の権現岳。
結果から申し上げて、この日は権現岳登頂をあきらめた。
鎖場がおっかないのと、時間が足りなかったのと。
雪はあるもののまだ気温は高いため、溶けて足下はユルユルしている。
おまけに周りには誰もいない。時間もない。
「行ける行ける!」と必死に鼓舞してみたが、心は下山に向かっていた……。
ちなみに、下の写真で示した辺りであきらめた。
帰ってきてから、あきらめたことを後悔。
行けたと思うよ。なんて言ってくる自分もいる始末。
でもね、命あっての物種ですよ。
悔しいけれど、また来年。
いささか大袈裟だけど、そう言い聞かせて次の山行に思いを馳せます。
ぼちぼち、海にも行かなきゃな。
ありがとうございました。